秋におすすめの絵本9選|季節を感じる読み聞かせで子どもの想像力を育もう

本記事では、親子で楽しめる秋におすすめの絵本9選を厳選しました。
食欲の秋にぴったりの果物や野菜の絵本から、お月見や紅葉を描いた本、秋祭りやどんぐりの物語まで。
さらに「選び方のポイント」や「読み聞かせの工夫」もご紹介します。
秋におすすめの絵本9選【季節を親子で楽しもう!】
くだもの(福音館書店/平山和子)
- 写実的なイラストで秋の果物を堪能できる
- 「さあ、どうぞ」のやりとりで会話が広がる
→ 秋に旬を迎える果物が美しく描かれ、思わず食べたくなるリアルさが魅力。親子で「どれ食べたい?」と声をかけ合うと、自然にコミュニケーションが弾みます。
やさいのおなか(福音館書店/きうちかつ)
- 野菜の断面を当てっこするクイズ形式
- 食育や観察力を育てられる
→ 「これなあに?」と問いかけながら進む構成で、秋の野菜への興味を引き出せます。遊び感覚で読めるので、野菜嫌い克服のきっかけにも。
おつきさまこんばんは(福音館書店/林明子)
- 優しい絵とシンプルな言葉で夜空を楽しむ
- お月見や寝かしつけにぴったり
→ 秋の夜長に読む定番。お月見の時期に合わせて読むと、実際の月と絵本がリンクして子どもの心に残ります。
パパ、お月さまとって!(偕成社/エリック・カール)
- 大胆なしかけでお月さまが近く感じられる
- 自然への好奇心を広げる
→ お月さまを取ってあげたいというやさしい願いがテーマ。ダイナミックな絵としかけに「わあ!」と驚きの声が上がります。
14ひきのあきまつり(童心社/いわむらかずお)
- 秋祭りの様子を細かく描いた名作シリーズ
- 季節の行事を学べる
→ ねずみの家族が秋祭りを楽しむ姿に、親子で共感。「うちも行きたい!」と会話が弾み、季節の行事を身近に感じられます。
どんぐりころちゃん(童心社/みなみじゅんこ)
- リズミカルなことば遊びが楽しい
- 秋の自然と遊びをつなげる
→ 「どんぐり ころちゃん あたまは はっぱ!」と歌のように読める一冊。公園でどんぐりを拾う前後に読むと、実体験とリンクして楽しさ倍増です。
しろくまちゃんのほっとけーき(こぐま社/わかやまけん)
- おやつの定番「ホットケーキ作り」を描く
- 食欲の秋にぴったり
→ 材料を混ぜて焼き上げる過程が楽しく、家庭での料理ごっこの導入にも最適。「一緒に作ろう!」と生活体験へつながる一冊です。
からすのパンやさん(偕成社/かこさとし)
- 種類豊富なパンが大集合する楽しい絵本
- 想像力と食欲を刺激する
→ パンがずらりと並ぶページは圧巻。「どのパンが食べたい?」と親子で会話が盛り上がり、秋の食欲シーズンにぴったり。
おべんとうバス(ひさかたチャイルド)
- 秋の遠足気分を盛り上げる定番絵本
- 呼びかけ形式で参加型の読み聞かせに最適
→ 「ハンバーグくん!」「はーい!」と食べ物たちが返事をする繰り返し絵本。秋の行楽シーズンにおすすめです。
秋の絵本の選び方【年齢別にチェック】
幼児前半(1〜2歳)
- 短い言葉や繰り返し表現が中心
- 『くだもの』『おつきさまこんばんは』など、身近で理解しやすい絵本が◎
幼児後半(3〜5歳)
- ストーリー性や仕掛けのある絵本がおすすめ
- 『14ひきのあきまつり』『パパ、お月さまとって!』などで想像力を広げられる
ポイント:実体験とつなげるともっと楽しい!
秋は「収穫」「紅葉」「お月見」など、絵本とリンクさせやすい季節です。
- 絵本を読んだあとに 実際にどんぐりを拾う
- 読み聞かせのあとに 果物や野菜を一緒に食べる
こうした実体験と組み合わせると、絵本体験がぐっと深まります。
まとめ|秋の絵本で“季節の発見”を親子で楽しもう

秋は、自然や食べ物の変化が豊かで、子どもの好奇心を刺激する季節です。今回ご紹介した10冊は、季節感を味わいながら、ことば・想像力・感情を育てるのにぴったりの絵本ばかり。
読み聞かせを通じて「おしゃべり」と「発見」を楽しみ、親子の秋の時間をもっと豊かにしてみてください。