32歳の男性不妊症の1年半の治療体験談【精索静脈瘤ではなかった】
「男性不妊って何?」
「どんな検査とか治療するの?」
そんな疑問にお答えします。
僕は、32歳で結婚し、子供が出来なかったのでクリニックで精子検査をしたら、精子の運動率が悪い事が分かり、男性不妊症であることが判明しました。
その後、総合病院の泌尿器科へ受診し、治療を受けています。
幸い、今は子供を授かる事ができました。
検査や治療の体験談を書きます。
※ちなみに、この記事内には直接的な表現やワードが出てきます。医学用語なだけではありますが、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんので、ご注意ください。
・33歳で不妊症(精子の運動率が低い)と診断された
・タイミング法→人工受精→顕微授精へとステップアップ
・顕微授精後、5回目の移植で無事にこどもを授かることができた
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男性不妊は不妊症全体の48%
男性不妊症は、不妊症の中の48%を占めるとも言われています。
WHOによれば、48%の不妊症カップルが男性にも原因があるとされています。
不妊症は女性の問題という考え方や知識は間違っており、非常識で世間知らずです。
かくゆう自分も、検査を受けるまでは全く知りませんでした。
男性は、妊娠とか不妊治療の事を知る機会が少ないのだと思います。
余談ですが、妻は「性教育の中に、避妊だけじゃなくて、不妊治療の事も入れるべきだよね」と言っています。
男性不妊の検査や治療のおおまかな流れ【体験談】
まずは、男性不妊症だった僕が体験した、検査や治療のおおまかな流れを書きます。
妻が通うレディースクリニックで精子の検査をする
↓
精子の質が悪い事が判明する
↓
生活習慣の改善の方法を指導される
↓
総合病院の泌尿器科を受診する
↓
精子検査を再検査し、エコー検査なども受ける
↓
原因不明(ほぼみんな原因不明)だったので、漢方薬を処方される
↓
人工受精を試す
↓
受精せず
↓
妻が採卵(卵子を摘出する)を受ける
↓
顕微授精をする
↓
受精卵を妻の体内へ戻す(移植術)
↓
移植5回目で着床、無事妊娠
という流れです。
僕の治療だけでなく、不妊治療全体の流れも少し交えました。
うちの場合は、妻の判断が賢明だったため、早期から顕微授精へ移行できたことで、妊娠に繋がったと思います。
関連記事:不妊治療は何から始める?ステップアップについても【体験談込み】 | kasoku009’s雑記ブログ
精子検査はクリニックで受けられる
精子検査は、泌尿器科やレディースクリニックで受けられます。
また、紹介された総合病院でも当然やってくれました。
僕が受けた当時(2020年〜2021年)は、まだ不妊治療が実費だったので、精子検査はクリニックで5,000円でした。
総合病院の方では、「不妊症」として受診したため、保険適応されました。
総合病院(泌尿器科)での不妊治療検査
レディースクリニックで精子の運動率が悪い事が判明し、総合病院へ紹介状を書いてもらい、受診しました。
総合病院の男性不妊は、泌尿器科でした。
検査としては、
- もう一度精子の検査
- 精巣(睾丸)のサイズ測定
- エコーの検査
あたりでした。
精巣(睾丸)のサイズは、ノギスを使って測られます。
僕は気にならなかったのですが、完全にパンツまで脱いでの診察で、しかも竿も玉も両方、先生によって色々測られるので、恥ずかしいと感じる方も居ると思います。
エコーの検査では、確か腎臓や、尿の通過経路などを診察して下さったような感じです。
僕は精索静脈瘤ではありませんでした
男性不妊の原因の多くは「精子の数が少ない」か「精子の質が悪い」の2つです。
そもそもの精子の数が少なければ、受精しにくいです。
また、精子の数が多くても少なくても、精子の質が悪くても受精できません。
「まっすぐに進む精子が少ない」とか「そもそも活動している精子が少ない」など。
それらの、精子の数や質の低下の原因に、「精索静脈瘤」というものもあります。
精索静脈瘤は、男性不妊の30%を占めると言われています。
精索静脈瘤の場合、手術を受けると、改善する場合もありますが、改善しない場合もあります。
ただ、僕は、総合病院で診察を受け、精索静脈瘤ではありませんでした。
精子の数や質の低下の原因が精索静脈瘤でない場合は、本当に原因不明の男性不妊症となります。
なので、精子の数や質を高めるために、生活習慣などを見直したり、漢方薬などを飲んで、精子の質を高めるしか治療法はありませんでした。
関連記事:男性不妊の改善のために気を付ける9つの生活習慣【僕も試しました】 | kasoku009’s雑記ブログ
男性不妊症はどんな人がなりやすいのか
男性不妊症は、どんな人がなりやすいのか。
僕自身が不妊症になったのの原因として当てはまるのは
- 単なる老化
- 喫煙
- 長時間座って過ごしていた(昔パチンコにはまっていた)
- 自動車通勤を毎日(往復で)2時間
などが当てはまっていたと思います。
精索静脈瘤ではありませんでしたが、精子の数や質は単純に老化で低下します。
また喫煙習慣も、静止には良くありません。
長時間の座り姿勢も血流不良から、精子の質が低下しますし、自動車の運転も、座り姿勢+熱がこもるので、熱で精子がダメージを受ける可能性があります。
サウナや温泉好きという訳ではありませんでしたが、精子は熱に弱いので、サウナや温泉は、医師からは禁止だと言われました。
サウナブームですが、精子からしたら「地獄」とのことなので、みなさんもご注意ください。
男性不妊の治療【体験談】
僕の精子の質が悪かった原因は、結局分からなかったので、生活習慣の改善と、漢方薬を服用するくらいしかありませんでした。
結果的には、顕微授精という方法で、子供を授かる事ができましたが、漢方薬などは今も続けて服用しています。
TESE(テセ)までは受けませんでした。
TESE(精巣内精子採取術)のイメージ
引用元:精巣内精子回収法 (simpleTESE) | 英メンズクリニック| 男性不妊治療専門クリニック (hanabusaclinic.com)
自分も、TESE(テセ)を受けた方が良いのか、泌尿器科の主治医に確認したのですが、「あなたは、精子の運動率は低く、精子の量も少ないが、精子自体が0という訳ではないので、TESE(テセ)まではしなくても良い」とのことでした。
ちなみに、TESE(テセ)は、精子を作る工場ごと摘出することになるので、精巣を1つ、完全に使えなくすることになります。
精子の数がもの凄く少ないなどの場合以外は、TESE(テセ)は実施されなさそうです。
男性不妊の体験談まとめ
- 男性不妊は不妊症全体の48%を占める
- 精子の検査はクリニックでも受けられる
- 精子の数や質の低下の原因に「精索静脈瘤」がある
- が、精子の数や質の低下の多くは原因不明
- 精子の数や質を改善するには、生活習慣改善や漢方薬の服用など
男性不妊症の多くは原因不明です。
また、不妊症の治療は、結局妻側(女性側)への負担が多いです。
なぜかというと、男性不妊で、男性側に原因があっても、結局は妻側(女性側)も治療しないといけないので、妻側(女性側)も通院しないといけなくなり、負担がかかるからです。
男性はしっかりと、妻(女性)の心のケアを忘れないようにしましょう。
喧嘩も増えると思いますが、どこの家庭も同じなので、思い詰め過ぎないようにしてください。