アトピーの人に「掻くな」と言って良い【掻かなければ治るから】
「アトピー性皮膚炎の人に「掻くのやめて」って言っていい?」
これって結構、迷いますよね。
でも、結論から言うと、アトピーの人に「掻くな」とか「掻くのやめて」と言っていいです。
なぜなら、アトピーは「掻かない方が良くなるから」です。
僕も大人になってから酷くなったアトピーに、10年間くらい悩まされました。
でも、今は生活習慣などが変わり、改善しました。
【関連記事】大人になって悪化したアトピーを改善させた10の方法【画像あり】
その経験をもとに、この記事を書きました。
アトピーの人には「掻くな」と言っていい理由など、深掘りしていきます。
アトピーの人に「掻くな」と言っても良い【掻かなきゃ良くなるから】
アトピーの人に「掻くな」とか「掻くのやめて」と言ってもいいです。
理由としては「掻かなければ良くなるから」です。
掻いてキズをつくってしまうと、キズになった部分は、バリア機能が低下して、保湿力がなくなり、皮膚が乾燥するので、またかゆくなるという悪循環を生みます
他にも、掻いてできたキズが、治りかけたときに、またかゆみが出るという悪循環もあります。
つまり「掻くと、かゆくなる」のループなのです。
なので、アトピーを治すためには、掻かないようにするべきなのです。
「でもめちゃくちゃかゆいんだから、掻いてしまうのは仕方ないじゃないか」と言い返されるかもしれません。
実際、ぼくも妻にそう言い返していました。
でも、妻からも「掻けないのはストレスかもしれないけど、掻くと皮膚の粉が落ちるし、ボリボリうるさいし、私だってストレスなのよ」と言われ、ハッとしました。
「なるほど」と思い、そして掻くのを少し我慢してみる事にしました。
すると、不思議なことに徐々にかゆみが治まってきたのでした。
これは多分、「掻く→キズができる→肌が乾燥する→またかゆい」という悪循環を、うまく断ち切れたからだと思います。
なので、かゆみの悪循環を断つため(アトピーの人のため)にも、皮膚の粉を落とさないため(相手の人のため)にも、掻くことを我慢することは良いことです。
つまり、アトピーの人に「掻くな」とか「掻くのやめて」と言っていいと思います。
どうしても搔きたい時の対処法【ルールを決める】
かゆみって、なかなか我慢できません。
蚊に刺されたらかゆいですよね。
アトピーは、それの何倍もかゆいです。
そんな時は、ちょっとしたルールを決めましょう。
例えば
・「1日5回ポリポリまではOK」など
「でも一度掻きだしたら、止まらなくなるんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
が、それが意外と大丈夫なんです。
なぜなら、今までは誰も止めようとしなかったことで「無制限」に掻きすぎていただけなので、本当はちょっとだけでも掻ければ、割と満足できるのです。
ちなみに僕は「1日5回以上掻いたら頭を坊主にすることね」と言われていました。
実際には5回以上掻いてた日もあったと思いますが、妻は目をつむってくれていたのだと思います。
そして、掻くのを我慢していたら、日に日にかゆみが落ち着いて、掻く回数は減っていきました。
なので、どうしても掻きたいなら、ルールを決めることをオススメします。
かゆみが治まらないときは【冷やすのが一番】
どうしてもどうしてもかゆい時は、最終的には冷やすのが一番です。
冷やすと神経が鈍くなったり、神経の興奮が治まったりするので、かゆみがひくと言われています。
皮膚の温度が下がると神経の興奮が鎮まり、かゆみを抑えることができます。
冷たいおしぼりや、保冷剤をタオルやハンカチにくるんだものを患部に当てるとよいでしょう。
「冷やすのなんて一時的な対処法にしか過ぎない」と思う方もいるかもしれませんが、その「一時的な対処」が大切なのです。
かゆみって割と一時的だったり、気付くと消えていたりします。
例えば、何かに集中しているときは、掻くことなく過ごせています。
なので、一時的にでも良いので「掻くこと」を防げさえすれば、割とかゆみが消えてくれることもあります。
仮にかゆみが消えてくれなくても、少しでも掻く頻度や掻く強さが減らせられれば、多少でも冷やした効果があったと言えます。
まとめ
- アトピーの人に「掻くな」と言っても良いです
- 理由は「掻かないほうが良くなるから」です
- 悪循環を断ちきる事で、改善に繋がります
中の良い人(たとえば恋人同士)とかなら、我が家のように「ゲーム感覚」でルールを取り入れて、掻かないようにするのがいいんじゃないかなと思います。
>アトピー関連の記事一覧 | kasoku009’s雑記ブログ